レクサスUXとは
トヨタ自動車が展開している高級車ブランド『LEXUS』から販売されているコンパクトサイズのクロスオーバーSUVで、2018年11月27日から販売されており、2022年7月7日にマイナーチェンジ相当の新型UXが発売されました。
UXとはアーバンクロスオーバーの略で、都会派クロスオーバーを意味しています。
機械式駐車場に収まるサイズ、狭い路地でも小回りの利く回転半径、そして何より見た目がカッコイイ!
都会派クロスオーバーの名に恥じない出来栄えですね。
レクサスUX車体価格
※UX200は2023年12月で生産終了 | UX200(ガソリンエンジン) | UX250h(ハイブリッド) |
ベースモデル | 4,003,000円 | 4,359,000円 |
version C | 4,247,000円 | 4,603,000円 |
F SPORT | 4,685,000円 | 5,041,000円 |
version L | 4,836,000円 | 5,192,000円 |
Graceful Explorer | 4,532,000円 | 4,888,000円 |
Emotional Explorer | 4,912,000円 | 5,268,000円 |
※Emotional ExplorerはF SPORTの特別仕様車
レクサスUX車体サイズ
全長 | 4,495㎜ |
全幅 | 1,840㎜ |
全高 | 1,540㎜ |
ホイールベース | 2,640㎜ |
コンパクトクロスオーバーと言っても、全長が短い以外はクラウンクロスオーバーと同サイズなので、そこまでコンパクトではありません。パッと見は小さく見えるんですけどね
乗ってみると分かるのですが、運転席から車幅感覚を掴みやすい目線とデザインになっていて、1,840㎜という全幅を感じさせないのがこの車の凄いところ、初見でも簡単に運転できました。
そこまで数字上に大きさの差がないレクサスNX(全長4,660㎜×全幅1,865㎜)と乗り比べてみるとNXはかなりの大きさを感じたので、運転手にサイズを感じさせないUXの工夫は大したものだと思います。
GA-Cプラットフォーム
【Global Architecture-Compact】の略で、プラットフォームとは基礎・骨格の部分にあたります。
トヨタ車だとプリウスやカローラクロス、C-HRなどが同プラットフォームです。
とくにホイールベースも同じC-HRがベース車両と言われています。
とは言え、C-HRの最大サイズが全長4,390㎜×全幅1,795㎜×全高1,565㎜で、パワートレーンも別物なので同じクルマというわけではありません。
レクサスUXの最小回転半径・脅威の5.2m!
個人的には、このGA-Cプラットフォームの優れている点は小回り・取り回しの良さだと思っています。
サイズ感の近い他社SUVで比べてみると…
ホンダ・ヴェゼル | 5.3~5.5m |
マツダ・CX-30 | 5.3m |
ニッサン・エクストレイル | 5.4m |
スバル・クロストレック | 5.4m |
三菱・エクリプスクロス | 5.4m |
じつは、UXに比べて一回り小さいヴェゼルやCX-30よりも最小回転半径が小さいのです!
同じトヨタ車で1サイズ小さなヤリスクロスが5.3mということを考えると、取り回しはかなり良いと言えますね。
レクサスUXのパワートレイン
UX200(ガソリンモデル)
エンジン | M20A-FKS型:1,986㏄ 直列4気筒 直噴DOHC |
最高出力 | 128kw(174PS) 6,600rpm |
最大トルク | 209N・ⅿ(21.3kgf・m) /4,000~5,200rpm |
変速機 | Direct Shift-CVT(ギア機構付き自動無段変速機) |
UX250h(ハイブリッドモデル)
エンジン | M20A-FXS型:1,986㏄ 直列4気筒DOHC |
モーター | フロント 3NM型交流同期電動機:リア 1MM型交流電動機(AWDのみ) |
最高出力 | 107kw(146PS) 6,000rpm : システム最高出力135kw(184PS) |
最高出力(モーター) | フロント 80kw(109PS) : リア 5kw(7PS) |
最大トルク | 188N・ⅿ(19.2kgf・m) /4,400rpm |
最大トルク(モーター) | フロント 202N・m(20.6kgf・m) : リア 55N・m(5.6kgf・m) ※リアはAWDのみ |
変速機 | 電気式無段変速機 |
UX300e(電気自動車)
モーター | 4KM型交流同期電動機 |
最高出力 | 150kw(204PS) 6,250rpm |
最大トルク | 300N・ⅿ(30.6kgf・m) /0~1,250rpm |
変速機 | 電気式無段変速機 |
レクサス初の横一文字テールランプ採用車
当然好き嫌いは有ると思いますが、私としては文句なしにカッコイイ!!
自分で見る機会が少ないのが難点。
レクサスUXのグレードは?
レクサス車のグレードって、ちょっとわかりにくいですよね?
でもじつは、シンプルな分け方になっているんです!この項でサクッと紹介していきますね。
レクサスUXには大きく分けて
- ガソリンエンジンのUX200(2023年12月で生産終了)
- ハイブリッド車のUX250h
- 電気自動車のUX300e
上記3種のベースグレードと
- 快適装備や安全装備を強化した『version C』※特別仕様車Graceful Explorerあり
- version Cをさらに安全面と快適さに強化した『version L』
- スポーツ仕様『F SPORT』※特別仕様車Emotional Explorerあり
以上のグレードがあります。
私が乗っているのは『F SPORT』の特別仕様車『Emotional Explorer』で、天井が黒く塗装されているのが外見の特徴ですね。
ざっくりの説明になりましたが、以上がレクサスUXのグレードになります。
オーナーが感じるレクサスUX
普段使いの運転をした感じだと、車体サイズからは想像できない取り回し、外界の音をシャットアウトする遮音性、路面のデコボコを丁寧にいなす乗り心地、マークレビンソン無しでも満足できる音響装備と、乗り味は文句の付け所が見当たりません。
気になる点としては、他所でも言われていることですが
- 内装にハードプラが多い
- 後席の狭さ
- 荷室の狭さ
- 車両価格の高さ
と言ったところがありますが、少し庇いたくなるところがあります。
それは内装のハードプラが多いという点です。
SNSやYouTubeで情報を集めただけのサイトで見受けられるのですが、レクサス車でUXだけが内装にハードプラを多く使用している…という風に書かれていることがありますよね?
じつはアレ少し違っていて、レクサス車は全体的にハードプラが多いのです…この辺りがレクサス車は割高と言われる原因になっているのでしょうね。
個人的にはハードプラは気を使わなくて良いので嫌いじゃないのですが、安っぽく感じるのも事実ですからね。
それと後席の狭さですが、長距離ドライブにつきあってくれた友人の話だとシートの座面が長いせいかそこまで疲れや不快感は無かったそうです。
私自身が夫婦2人で乗ることが多いのと、釣り道具ぐらいしか荷室に載せないので困ることは少ないのですが、荷室の狭さについては周りの感想に完全に同意します。ほんとラゲージルームはなんとかならなかったのかな?
全体的な満足度は高い
弱点が複数あるのですが、全体的に満足しています。
以前は使い勝手特化の車『シエンタ』に乗っていて、UXの納車前は便利さの面で不安に感じていました。
実際に乗り換えてみると不便さを感じることはほとんど無く快適さと楽しさが浮き彫りとなり、クルマにうるさい友人からの評価も悪くなかったので良いクルマなのだろうと思っています。
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